国立大学附属幼稚園ってどうなの?

春ですね。入園入学入社シーズンです。おめでとうございます!
昔、国立大学附属幼稚園の受験をしました。
特に教育熱心だったわけではありません。夫の転勤で住み始めた土地の状況がよく分からなかった時に、たまたまその幼稚園の前を通りかかったら募集要項が掲示されていました。
受験しないと入園できない幼稚園があるんだ。
その募集要項を見て初めて知りました。何もわからないまま娘と受験した日を懐かしく思い出しながら、国立大学附属幼稚園での親の生活について綴ってみました。

この記事はこんな人にオススメ

幼稚園選びの選択肢のひとつに国立大学附属幼稚園を考えている方

国立大学附属幼稚園での親の負担が知りたい人

国立大学附属幼稚園に入園するメリットを知りたい人

国立、公立、私立の違いは?

幼稚園には大きく分けて3種類あります。
国立、公立、私立です。多くの人は公立か私立の幼稚園を見学されると思うので国立の幼稚園のイメージがわかないと思います。簡単にまとめてみました。

 国立
(国立大学附属)
公立私立
運営主体国立大学法人地方自治体の教育委員会学校法人・宗教法人・個人など
特徴競争率が高い 自由保育自由保育幼稚園ごとに独自のカリキュラムがある
メリット学費が安い 経験の豊富な教員の確立が高い
のびのびした環境 附属間連携がある 
附属小学校へ連携進学
学費が安い 
のびのびした環境 地域の情報が得やすい 
園によって保育に特徴があり多様な選択肢がある
園バスなど送迎が楽 延長保育の実施
デメリット入園の競争率が高い
通園が不便 保育時間が短い
給食がない 延長保育がほぼない 
休園期間が長い 保護者のPTA活動時間が多い
延長保育がほぼない 
園バスがない 給食がない
学費が高い 人気の園は競争率が高い

国立大学附属幼稚園での親の負担は?

上記の表のデメリットの欄に書きましたが、親にとって負担に感じることの大部分は
1.園に通園のサポートがないこと
2.保育時間・期間が短いこと
3.PTA活動の熱心さ
ではないでしょうか。

園に通園のサポートがないこと

私立の幼稚園には園バスがあると思いますが、国立幼稚園の場合まずありません。送迎は保護者が行います。地域によって異なりますが、娘が通っていた園は公共交通機関か徒歩での登園でした。自家用車や自転車での送迎は認められていません。祖父母のサポートがあるご家庭は祖父母が送迎されていました。近くに祖父母がいない場合、シッターさんが送迎しているご家庭もありました。下にお子さんがいる場合、幼稚園児の手を引きながら下の子を連れて公共交通機関で毎日通園するのはかなりの労力が必要です。

保育時間・期間が短いこと

保育時間
月曜、火曜、木曜、金曜
 年少クラス9:00~13:30、年中・年長クラス9:00~14:00
水曜
 全クラス9:00~11:30
年少クラスは最初は慣らし保育のためお迎えの時間が早いです。段階的に伸びていきますが
一番短い時期は登園後1時間程度でお迎えだったため、園の近くでママたちとお茶をして時間をつぶしていました。下にお子さんのいるママやお仕事のあるママは大変だと思います。そもそも、保育時間が短いので送っていったと思ったらすぐにお迎えに行く生活でした。

保育期間
夏休みなどの長期休暇に入る時期が私立などの幼稚園と比べて早かったです。平均するとそれぞれ1週間程度他の園よりお休みが長かったです。冬には入園選考があるため、その期間は休園となります。

PTA活動について

国立大学附属幼稚園のPTA活動は熱心な園が多いです。娘が通っていた園は附属幼稚園の中でも熱心な園でした。6つの委員会のどこかに保護者全員が所属し活動します。
・バザーを開催する委員会
・夏祭りを開催する委員会
・園内美化を行う委員会
・園児の文集を作る委員会
・読み聞かせ会を開催する委員会
・園の新聞を作る委員会
園の行事を保護者で運営するので、行事の準備には多くの時間がかかります。例えば、夏祭りを開催する委員会に所属した場合、出し物の企画、装飾の準備、食べ物や物品の購入・販売など夏祭りを保護者で一から作り上げていくため、ワーママはお仕事の都合をつける必要があります。
最近は簡素化しているようですが、PTA活動がなくなるわけではないので、それなりの労力が必要であることは知っておいたほうがいいと思います。しかし、裏を返せば、園の行事にかかわることで子どもたちの様子を近くで見ることができるということです。

国立大学附属幼稚園に入るメリットは?

通っていた当時、下の子を連れての登園だったため、とても大変だった記憶があります。
特にPTA活動にはかなりの時間を取られていました。大変だったけど、下の子も国立大学附属幼稚園に入園させました。
私が思うメリットは以下です。
1.先生の質が高い
  先生方は経験を経験をつまれてから赴任される方なので、安心して保育をお任せできます。
2.のびのびとした保育を受けられる
  園に自然が多く、身体を使って遊ぶことの多い保育です。のびのびとした環境で自由に行動して
  子どもの好奇心を育ててくれます。
3.教育熱心な保護者が多いので勉強になる
  園では文字を教えるなどの勉強はやりませんが、保護者は教育熱心な方が多いので色々な情報
  交換をすることができます。PTA活動や送迎で保護者とかかわることが多いので、情報を得や
  すいです。
4.附属小学校へ進学できる
  希望すれば附属小学校へ進学することができます。小学校受験の準備を考えると幼稚園から
  入園したほうが親子ともに受験の負担は減るでしょう。

まとめ

デメリットとしては、
・送迎に負担がかかる。
・保護者の活動が多く、時間を確保しなくてはいけない。
メリットとしては
・経験豊富な先生が多く安心してお任せできる。
・幼児期にのびのびとした保育を受けることができる。
・保護者との情報交換がしやすい。
・附属小学校へ進学できる。
大変なことも多いですが、それ以上に園、保護者、子どもとのかかわりを深く持てる幼稚園です。
あっという間に過ぎてしまう幼児期の子どもの事を思うと、子どもにかかわる多くの経験ができたので通ってよかったと思います。

 

 

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