誰にでも適応されている宇宙の法則「引き寄せ」の教科書

多くの人が聞いたことがあるであろう「引き寄せの法則」。この法則を理解すれば自分の人生が好転すると思ってワクワクして読み始めました。読み進めていくうちに、私は「引き寄せの法則」を誤解していたと気づかされた本です。

超訳引き寄せの法則
エスター・ヒックス ジェリー・ヒックス 奥平亜美衣 訳
SB Creative

こんな人にオススメ

「引き寄せの法則」を知りたい人
「引き寄せの法則」をどのように取り入れたらいいか分からない人
人生をワクワクしながら生きたい

人生は思い通り

自分の人生を思い通りに歩んでいると心から思える人って、この日本にどれくらいいるのでしょうか?
働きたくないけど、生活するためには仕事をするしかないから、会社に行くのは仕方ない。そう思いながら毎日働いて、お給料をもらい、少しだけ自分にご褒美を与えて生活する。そしてまた、たいして面白くない仕事に向かって・・・
宝くじにでもあたって、仕事をしなくていいくらいの富を得て、南の島で自由に暮らしたい。
私はそんなことを考えて暮らしていました。
「仕事をしなくていいくらいの富を得て、南の島で自由に暮らしたい」って思っているのに引き寄せることはできませんでした。
なぜでしょう?
この願望の本質が、「働きたくない、お金が足りない、毎日忙しい」という思いから発せられていたからだと思います。

引き寄せの法則とは?

望む、望まないにかかわらず、あなたが考えていることと同じ性質のものがあなたに返ってくる。

超訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

類は友を呼ぶということわざにあるように、私の今の状態は私が思考を向けていた状態がそのまま現実に投影されています。重要な事ですが、ここが全く理解できていなかったことに気づきました。自分の願望を実現したいと思いながら、そうではない方向に意識が向けられていたのだと思います。純粋に自分の願いを考える時、ふと不安を感じる。そんなことの繰り返しだったように思います。なぜ不安に意識を向けてしまうのか?それこそが、引き寄せの法則の本質を理解していなかったことに他なりません。この法則は例外なくすべての人に働く法則です。言い換えれば、誰でも自分の本当に望むもの、状態を引き寄せることができるのです。今がどうであれ、自分の周りがどうであれ。望むことを考える時、心がワクワクすればそれは自分の思いが引き寄せられている合図。考えたときに同時に不安や嫌な気持ちも感じるなら、自分の望まない事に意識が向かっている合図。いつでも関心を向けるのは自分自身の感情がどのように動いているか。ここに注意を払うことが大切なのだと気づかされました。

意図して引き寄せる

自分の意識に注意を払って生きているでしょうか?ほとんどの人がいい事が起きれば喜び、悪いことが起きれば落ち込み、自分で自分の感情や意識を望むほうに意図して生きていないと思います。人間は意図しなければ、一日に思考することの8割はネガティブな事を考えて生活しているそうです。
この本では、いろんな場面ごとに自分がどういう風に過ごすことを希望するのか。その望みを意図して自分に意識させる方法を教えてくれています。
例えば、朝起きて、何となく1日を始めるのではなく、自分がどんな1日にしたいかに意識を向ける、朝ごはんの準備をするとき、おいしくて身体の栄養になる朝ごはんを食べると意識する。そんな風に日常の場面ごとに自分の願いを明確にしていくのです。
正直、いちいちそんなことに意識を向けるのは面倒かもしれません。しかし、今までの人生で何も意図せずに物事が起きるままに流されて生きて来たので、自分の思うように引き寄せができていなかったのだと気づきました。
自分の願いを明確にする。そして、その時に湧き上がってくる感情が心地いいもの、ワクワクするものであることを確認する。そういうクセをつけることによって、意図して自分の望むものを引き寄せていくのです。

ありのままを受け入れる

ありのままを受け入れることと、意図して引き寄せることは矛盾するのではないか?私はそんな風に思っていました。
引き寄せの法則を機能させる上で重要な事、それは、あくまでも自分の感情、波動と同じものが引き寄せられるということです。もっと言えば、自分以外の他人や状況を変えることは不可能なのです。家族を自分の思うように変えたい、同僚の態度を改めさせたいなど、他人をどうにかしたいと思うことは無駄な事なのです。理由は、その時の自分の感情を観察すればわかると思います。決していい気分ではないはずです。だから、他人はそのままでいいのです。あくまでも自分の感情がいい気分になることを意図するのです。そういった意味でありのままを受け入れることが自分自身で自分の人生を意図して導いていくことにつながるのです。
引き寄せの法則の中で、ここが一番難しく感じるところかもしれません。しかし、自分以外の事はありのままを受け入れ、自分自身に関しては自分の気分が良くなることを見つけて、自分を楽しませてください。そうすることによって、楽しい、うれしいと言った波動を宇宙に放ち、自分自身にそういった出来事が引き寄せられてくるのです。あくまでも、一番大切なのは自分自身の気分がどうであるかなのです。

まとめ

引き寄せの法則の法則が広く知られるようになったこの本ですが、奥平さんの訳でとても読みやすくなっています。引き寄せの法則について知ってはいたけど、うまく実践できていなかった理由が理解できた本でした。自分が幸せになること、自分の望むことに対して遠慮したり打ち消したりする必要はない。知らず知らずにそのような思考に陥ってないかを確認するには、自分がどんな感情になっているかを自分で確認できるようになることが大切だと感じました。自己中心的でいていい。その意味が理解できました。

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