前を向いて進んでいこう!「弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉」鈴木颯人

活躍している人を見て、自分とは違う強靭なメンタルの持ち主なんだとあきらめるのはやめましょう。どんなアスリートもメンタルが弱かったり、ネガティブになったりするのです。この本で弱いメンタルに効く方法を一緒に学びましょう。

こんな人にオススメ

結果が出なくて悩んでる人
プレッシャーに弱い人
自分を変えたい人

不安との向き合い方

今日も試合でいい活躍ができなかったよ。もうダメかも...

活躍できる時ばかりじゃないよ。不安との向き合い方を学べばいいんだよ。

どんなアスリートでもネガティブな感情にとらわれることはあります。むしろそれは当然の事。負の感情をどのように受け止めればいいのでしょうか?


✔勝ち負けという結果よりも、自分の成長に目を向け、結果を出す方法を考える。
✔不安を感じたとき、自分の弱さを受け入れそのために何ができるかを考える。
✔他者との比較や競争をやめ、自分軸を持つ。

挫折や失敗を経験してもまた頑張ろうと思える気持ちのことをレジリエンスといいます。挫折や失敗はレジリエンスを磨くチャンスととらえましょう。
不安を感じるのは目指すべき目標を見据える時に感じる当然の感情です。自分が弱いことを受け入れ、そのために何ができるかを考えましょう。
自分軸が持てないと思う人はまず、他人との比較をやめましょう。他人との比較ではなく過去の自分を超えることが重要です。

おすすめ① 自分ノートをつけて自分を分析したり成長を可視化する。
おすすめ② 感謝ノートをつけてみる。

挫けそうなとき

もうダメだ…とうとうメンバーから外されちゃったよ

どん底を味わうことは歓迎すべき体験だよ。一緒に向き合おう。

一流の選手になればなるほど、「負」に対するとらえ方が普通の人と違います。どん底を経験することで、マイナスの感情が与えてくれるメッセージをうまく受け取り、ポジティブへと変換していくのです。


✔良い結果だけでなく悪い結果にも覚悟が持てる完璧な準備ができているか?
✔イメージトレーニングを意図してやっているか?
✔どんなふうに物事を捉えているか?
✔ワクワクする目標を立てているか?

良い結果だけでなく悪い結果も想定して準備することによって、大舞台でも「楽しみたい」「ワクワクする」という感情になれるのです。
イメージトレーニングにしても、意図してやっている選手と偶然やっている選手では大きな差が付きます。思いついた時だけやるのではなく、継続してリアルに行うことが重要です。
また、物事をどのようにとらえるかでも挫折の乗り越え方が変わってきます。例えば、コップの水をみて「もう半分しかない」と思うか「まだ半分もある」と思うかでは捉え方に大きな差があります。挫折を自分にとって必要なものだったと捉えることができれば自分の気持ちをコントロールしやすくなります。挫折を経験したときは自分にこう質問してみましょう。「夢を叶えた自分は、今までの挫折をどう語りますか?」
そして、本当に叶えたいことは自分が限界だと思っている少し先にあります。勝手に限界を作らずに、自分がワクワクする目標を立ててみましょう。

生まれ変わるために

自分の成長が感じられない…このままじゃダメなのに…

どうすれば成長しやすくなるか、一緒に考えてみよう

目標をどのように立てるかは成長するために重要なことです。目標を立てる時に結果ばかりを意識するのではなく、結果にふさわしい人間になるにはどうすればいいかを考える必要があります。結果を追い求めることよりも結果にふさわしいメンタルを意識し続けることが大事です。

✔結果ではなく結果にふさわしい人間になるにはどすればいいか考える
✔利他の気持ちを持つ
✔自分のやる事に意識を向ける
✔広い視野で自分を見てみる(俯瞰力)


活躍していく選手ほど競争心を超越したメンタルを持っています。他人のために行動できる選手は心の器が大きく、質の高いプレーをします。うまくいかない選手ほど自分の事で頭がいっぱいなのです。他人のために行動することは、巡り巡って自分のためになるのです。
どんなに努力をしても努力の質が悪ければ意味のないものになってしまいます。自分の目指す頂によって準備の仕方は変わるので、努力の質を高めるには目標も変わっていくものです。
努力は人にアピールするためにするものではありません。どんな意識をもって努力するのかを考えましょう。
プレッシャーを感じる時、プレッシャーを跳ねのけようとするのではなくうまく利用してみましょう。このプレッシャーは自分にとってどんないい意味があるのか?ネガティブの中にも必ずポジティブはあります。苦しい時こそ自分を俯瞰してみることで、自分の周りにある幸せに気づくことができるはずです。悩んでいたことが小さなものだと思えた瞬間に本当の成長が待っています。

変化を恐れない

「一流になれる人となれない人の違いを一言で言うとしたら、変化を嫌わない人か、どうかということだと思います。」(古田敦也)

弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉(鈴木颯人) P114

変化なくして成長はありえません。変化に応じて自分自身を変えられない人は淘汰されていきます。難しいと思える選択の先には成長した自分が待っています。基礎を大切にチャレンジし続ける姿勢を持つことが重要です。

✔自分軸で自分が何にワクワクするのか考える
✔自分自身の「小さな成長」に注目する
✔目標には具体的な日にちを設定する

あくまでも変化に対応するのは「自分」なのです。運も才能も人の心をコントロールすることはできません。あなたができることは、今、この瞬間に全力を尽くすことです。夢を叶えることが幸せなのではなく、夢を叶える過程が幸せだと思えたら、苦しいことにも負けないのではないでしょうか。

「弱いメンタルに効くアスリートの言葉」感想

この本にはたくさんのアスリートの言葉が載っています。名言好きの私も初めて見るアスリートの言葉に勇気づけられました。
私の息子は野球をやっています。後輩にレギュラーを奪われ、ベンチ入りできず挫けそうな日々の中でこの本に出会いました。「挫折はチャンス」分かってはいるつもりでしたが、所詮はきれいごと…と、心が腐りかけていました。しかし、どんなに素晴らしいアスリートでも挫折を経験していない人はいない。苦しい時こそ、向き合うべき方向は自分自身。苦しい中にも感謝できることを見つけられる人になれるか?大好きで始めた野球に全力で取り組めるようにこの本を息子に贈りたいと思います。

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